医師の転職支援にはどんなものがある??

転職を考えるとき、まず思い浮かべるのはハローワークです。ハローワークでは求人情報を紹介し、相談にものってもらえ、面接の日取りまで決めてもらえます。ですから、一般の職業で転職を考える際、ハローワークで探すのは選択肢の一つとして有効こうでしょう。

転職支援の究極はエージェント

医師が転職しよう、と思い立ったときはまず人脈を活用しようと考えるものです。
企業系病院や系列病院を数多く抱えるところは大学の先輩医師が勤務しているところがあります。
たとえば、医局に属していたとしても、医局に相談することは不可能ではありません。
ですが、医局中心(現在はだいぶ影響が薄れてきましたが、今後はまた医局中心になる可能性があります。
医局制度が成り立つのは、地方での医師不足解消をめざした動きに連動するメリットがあるためです。
医師にとってみれば、医局からの派遣が絶対ですので、医師個人にとってはデメリット「病院選びの自由がない」ですが、全国的に医師が赴任する現状ができるならば、国とすればよいわけです)の制度は医師個人の存在を軽視しているものでもあります。
とりわけ現在の医科大学学生にとっては都会志向が強くなり、人生成功のゴールが都会での開業か、あるいは専門病院のキャリア、あるいは総合病院の幹部医師というケースになりつつあります。
ですが、一般企業勤務のサラリーマン同様、医師も結婚し家族を持ち、あるいは家を構える過程で自らのキャリア形成に少しずつ思うところが出てきます。
それは良い医師であることと同様、医師であるステータスを求めることであり、それがドイツ製の高級車であったり、趣味性の高いものであったりします。
また子供の教育にお金をかけることであり、配偶者へのより豊かな生活資金提供かもしれません。
そうなると、医師は必ずより高い報酬を、より快適な医療環境に身を置くことで夢を叶えようと考えます。
これは、人脈では限界があります。
例えば病院に出入りする関係者である製薬会社MRも、最近はそれほど医師に直接接見せず医薬の情報を提供しています。
その中で、現在一番病院に近い職種は転職紹介会社であるエージェントか、キャリアコンサルタントのどちらかになります。
エージェントは現在東京を中心とする関東、関西及び名古屋近辺での大都市集中型、あるいは地方重点型、または全国と地方を提携する形で情報発信する型などに分かれています。
ドクターはまず、少なくとも3社は登録をすることをお勧めします。
例えば、自分の現在地が新潟の場合は、新潟に強いエージェントに登録します。
ただ、自分の転職希望地が新潟から名古屋へと移る場合は、名古屋近辺の情報をエージェントに求めることになります。
この場合は新潟のエージェントと、名古屋に強いエージェント、2通りのエージェントに登録することが、近道です。
医師転職支援センターなどもありますが、キャリアコンサルタントという言い方は、病院の経営にまでスキルを持っているエージェントを指し示すことがありますが、これは、病院の中でも
特定の科目に強いエージェント、あるいは規模別、企業系列など、様々な得意分野の病院にのみ顧客を持つエージェントに多いケースです。
キャリアコンサルタントの力が強ければ、求人を事前にキャッチすることが出来ますし、転職に必要な、現地の住宅情報や病院の細かい医療体制なども把握できます。
多忙のなかでいかに転職の準備ができるかは、エージェントに依頼する以外は選択肢はありません。