医師という職業の歴史は古い

現在では、多数の病院が存在し、それらの病院内では、多数の医師が活躍しています。
そんな医師という職業は、常に最新の技術に触れ、最先端の時代をいく存在だと感じられますよね。
だけど、医師という職業は、実はとっても歴史の古いお仕事なのです。
少し前に、かなり話題になったドラマ、仁では、明治時代には医師という存在がおり、活躍していたのが分かりますね。
あのドラマを見て、「こんな時代にも、こんな医療技術があったのか」と驚いた方も多いのではないでしょうか？
日本で、医療に携わり、治療を行う人を「医師」と呼ぶようになったのは、明治以降のことです。
ですが、それ以前にも、医師という名前こそ無くても、それに似た職業の方はいました。
元は「薬師」という、和漢薬の専門家が医師のような役割を果たしており、16世紀頃には、既にこのような存在が活躍していたことが知られています。
日本に西洋医学が導入されたのは、江戸時代のことで、それから明治時代に入るまでは、｢医師」という職業ではなく、「医者」と呼ばれていました。
それから医師の仕事はどんどん確立されていき、明治維新後には医師免許という制度も導入されるようになっていき、現代のスタイルに近づいていったのです。
気の遠くなるような遠い昔の時代から、医師のような仕事をこなす人物はおり、それが現在の医師の仕事の起源になっていると考えると、なんだかスゴイですよね。
医療の発達の目覚ましい時代ですが、その最先端の医療の元となっているのは、古くから積み重ねられてきた歴史なのです。
日本には日本の、医師という職業の歴史がありますが、西洋の医学では、やはり驚くほど古い時代から、医師という職業が存在し、宗教的な側面も持ちながら発達していっています。
西洋の医師の歴史は、「悪魔祓い」というようなところから始まった部分もあるようですね。
医師の歴史を紐解くと、面白い事実がたくさん分かってきます。
古い時代から、多くの人々を救ってきた医師。
時代を超えて、活躍している素晴らしい職業です。